事例紹介:
東アジアを
ターゲット
にした
ビューティー
ブランドを構築

クライアントの課題

グローバル規模でビジネスを展開するある家庭用品メーカーは、ビューティー市場に参入する
絶好の機会を得ました。技術的な問題は何もなかったものの、競合が激しいこの業界で、彼らが
信頼できるメーカーであることを市場で認知してもらうことが大きな課題でした。
最終的なゴールは、全東アジア市場の消費者に響くブランドメッセージを生み出すこと、
そしてそのメッセージを具現化するような創造的な新商品を開発することでした。

調査・分析

ゆず兄弟は、まず課題を以下の2つの異なるプロジェクトに分けました。

  1. ブランド・コンセプトプロジェクト:私たちは、日本、韓国、中国の専門家とともに、カルチャラル・インテリジェンス、セミオティクスを活用しながら、現在、そして台頭しつつある各国のビューティ事情を幅広く研究し、その大きな変化を探りました。 各国の文化的背景、環境に応じてビューティーがどのように表現され、解釈されているかを調べることで、各国の女性が抱く理想像が浮かび上がりました。 この調査結果を元に、日本、韓国、中国のビューティー事情を明確に把握できる壮大なビューティーマッピングを完成させました。 次に、私たちはこのビューティマッピングの中から、最もこのクライアントのブランドに共鳴するものを選び出し、成功へのロードマップとなる、パワフルなメッセージ「健康で、バランスのとれたライフスタイルから女性の内面の美しさがよりいきいきと輝く」を生みだしました。
  2. イノベーション・パイプラインプロジェクト:私たちは5市場において、ビューティーに関するテクノロジー、慣習について消費者が抱いている考えを理解するための調査を行いました。 この調査結果とブランドのマニフェストを統合することで、ブランドが目指すビジョンに則した商品開発を行うためにどのテクノロジーを採用するかを決定しました。 また、開発チームとイノベーションワークを重ね、今後の新製品開発に向けた包括的な開発パイプラインを構築しました。

使用した調査手法

  • セミオティクス
  • カルチャラル・インテリジェンス
  • 専門家インタビュー
  • フォーカスグループ
  • イノベーション・ワークショップ
  • 戦略的コンサルティング
  • サプライヤー評価セッション
  • デザイン&エグゼキューション・コンサルティング

効果・インパクト

私たちがブランディングを担当した後、この会社は美容機器メーカーとして世界最大規模の企業として成長しています。