事例紹介:
画期的な
ヘアケア商品
を開発

クライアントの課題

グローバル展開しているあるパーソナルケア・ブランドは、どのようにヘアケア用品で
プレミアムな体験を消費者にもたらすことができるか思案していました。成熟度が高いカテゴリ
の中で、購入時を超えるワクワク感を消費者に継続的に味わって欲しかったのです。
この課題を受けて、ゆず兄弟は、ヘアケア用品の外観、感触、音などについて詳細なリサーチを
開始しました。これらの要素を良いバランスで統合することで、消費者の期待以上のカスタマー
エクスペリエンスを得られると考えたのです。

調査・分析

クライアントの課題を解決するために、先ず、現代におけるラグジュアリーの概念と、ラグジュアリーに内在するマインドフルネスからリサーチしました。これを起点に、消費者が求めるヘアケア用品の感覚的特性を分析し、さらに美容全般、健康、食、自然、芸術など、他分野に調査範囲を広げました。

結果、ヘアケア用品に理想的・非理想的な感覚的特性と言語的・視覚的要素を明らかにすることができ、クライアントが参考書の様に簡単に活用できるよう、インサイトをムードボードにまとめました。

使用した調査手法

  • 消費者インサイト
  • セミオティクス(カルチャラル・マッピング)
  • コミュニケーション戦略
  • デザインとエグゼキューション(ビジュアル言語および文言の提案、代理店向けクリエイティブブリーフ)

効果・インパクト

クライアントは、ゆず兄弟が作成したシステムを即座に活用することができ、2019年に新商品を発売しました。この新商品には、商品の感覚的な特徴だけでなく、コミュニケーションにおいても、私たちのリサーチが反映されていました。