クライアントの課題

他の東南アジア市場と同様、ベトナム人が外食で好んで食べるのは鶏肉です。鶏肉料理を出さないレストランがリピーターを増やすことに苦労するほどです。グローバルに店舗展開している、あるファストフードチェーンは、ベトナム市場に参入する際、彼らのグローバルメニューをベトナムでも採用し、牛肉を中心としたメニューを展開していました。結果として、売上が思わしくなかったため、骨つきのフライドチキンをメニューに増やすことにしました。そこで課題となったのが、ベトナムで人気のこの食べ物にどんなオリジナリティを加えるかでした。

調査・分析

私たちはフライドチキンの市場について、味、価格設定、ソース、揚げ油、そして、人々がフライドチキンを食べる場所などについて詳細な分析を行い、また、フライドチキンを美味しくする要素は何かを決定づけて行きました。消費者の覆面テストを通じて得た分析結果は、ブランドが消費者に向けて発するメッセージのコンセプトになりました。

使用した手法

  • マーケット・イマージョン
  • フォーカスグループ
  • 戦略コンサルタンティング

効果・インパクト

私たちが分析を行い、リブランディングしたことでユニークなフレーバーのフライドチキンが開発され、レストランの売上は予想を上回るものとなりました。この成功がベースになり、その後この企業はベトナムで順調にビジネスを展開していきました。